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小説ジャンルの配置が一日目だって?

うっかりしていました。今年の夏コミ、小説ジャンルの配置は一日目(金曜日)の予定なんだそうです。
私の職場、お盆休みなんてないんですけど \(^o^)/
夏季休暇をお盆時期にぶち当てられることを祈る……直参したい……。

まあ、全部受かればの話なんだけど!

そういえば、先日の大掃除で長年捨てられずにいたコバルトとずいぶんお別れしました。
文庫収録されていない作品が載っていたり、雑誌のコーナー記事に瀬川先生がコメントを寄せていたりすると、なかなかごみにできなくて……。全部残していたわけではないんですけど、それでも年数が年数なのでかなりの量を処分しました。惜しい。でも私の部屋は狭いんだ。

処分がてら中身を改めたんですけど、やっぱり瀬川先生は面白かった。

いつだったかのコバルトに(すみません。号数までは記録していませんでした)「女の子でよかった! と思う時」をコバルト作家に聞く企画記事があったのですが、「かわいい洋服を着れる時」、「ピンク色を選べる時」などキャピキャピした回答が並ぶ中、我らが瀬川貴次ときたら、

この筆名でいうのもなんですが、気の置けない女友達と小じゃれた喫茶店でケーキなどいただきつつ、大妄想話を披露し合っているとき。
まったく方向性の違う相手の話が刺激となって、乙女なドリームはさらに膨らみます。あなおそろし。

ですからね。マーベラス。さすが俺たちの瀬川貴次。

こういう記事がゴロゴロ載っているのがコバルトです。
これだから雑誌勢やめられない。そして捨てられない。部屋狭い。

ちなみに私がコバルトの中で一番楽しみにしているコーナーは、「私のヒーロー・ヒロイン」というエッセイです。

作家(コバルト作家に限りません。万城目学先生とか、朝井リョウ先生とか、今をときめく人気作家がたくさん寄稿しています)をはじめとするクリエイターが、好きな作品とキャラについて語りたおすというコーナーなのですが、皆さん本当に熱の入れようがすごくて。
万城目学先生は「紅の豚」のポルコ・ロッソ、朝井リョウ先生は「Paradise kiss」のジョージだったかなあ。
それぞれのキャラクターが持つ奥深い魅力を、文章のプロである作家さんが本気で語っているんですから、こんなに面白いエッセイはないです。これ、絶対一冊にまとめるべきだと思うんですよね。雑誌でしか見れないのがもったいない。過去のも全部見たい。残しておきたい。

残していた号にはなかったのですが、これ、瀬川先生も寄稿したことあるんでしょうかねえ。
瀬川先生の好みは有田さん系の方だと思っているので、すごく興味があります。立川のマガジンバンクで全巻ひっくり返して探すしかないかなあ。

レリゴーレリゴー

※「アナと雪の女王」のネタバレを含みます。これから楽しみたい方は、お読みにならないほうがいいと思います。

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途方もない

四畳半というのは、私にとって狭すぎるのか、広すぎるのか。
収納の少なさを嘆くべきなのか、これ以上物を溜めてから片付けることなんてできないだろうと思うべきなのか、わかりません。きなしえんじゅです。

なんだかんだで少しは片付きました。まだまだごちゃごちゃしているので、すっきりお片付け終了~! なんてわけにはいきませんが、とりあえず人類が生存できる部屋です。
前途多難ですが少しずつ快適な環境にしていこうと思います。
昨日よりも今日。今日よりも明日。明日より未来。

さておき。

「妖怪ウォッチ」って作品、最近流行ってるじゃないですか。
妖怪好きとしては、世の中の注目が妖怪に集まるのが嬉しい一方――内容を見ると、なんだかなあって気持ちになっています。

妖怪とはなんぞや。

なんて、そんな難しいこと、私にわかるわけもないんですけどね。
個人的には、やっぱり恐ろしく思うということは重要だと思います。
それが妖怪というものが生まれた理由だと思うので。

以下は、「知れば恐ろしい日本人の風習」別窓)の序文からの抜粋。

おどろおどろしく語りかける古代の神話や地方の民話、そして一見、意味のないような風習のなかに、実はその不気味さによって、私たち人間の生命を守る安全装置として機能してきた事実は意外に多い。川淵の河童に奥山の山姥、そして村に伝わる不思議な掟の数数……。これらは現に、里に住む人々を身近な危険から遠ざけ、守ってきた番人役であった。これこそ古来、日本人が無意識のうちに直感し、築き上げてきたひとつの智恵と呼ぶことができよう。

これだと思うんですよ。
妖怪の多くは教訓を持って生まれたと思うんです。
それを正しく伝えるには、驚かせたり怖がらせたりというのも重要で。その恐怖が行動を戒める「信仰」になるんですよね。
そこを抜きに妖怪を名乗ってほしくないなあ、なんて、妖怪好きとしては思ってしまいます。

まあ、あれです。妖怪ウォッチで妖怪に興味を持った子が1000人いたとして、そのうちの2~3人が本物の世界に足を踏み入れてくれればいいなって思ってます。