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文化庁取材録・第四回

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三階のエレベーターホールには赤い絨毯が敷かれていて、寒々しい印象を受けた一階と比べると、とても高級そうな雰囲気。
でもたぶん、赤絨毯が敷かれているのは三階のここだけだと思います。文化庁内部は外観と比べて意外に思うほど実用的な造りなので。

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角をひとつ曲がるとこんな感じです。
普通のオフィスビルとそれほど変わりません。

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「情報ひろば」には旧文部省庁舎創建(昭和8年)当時の大臣室が復元されています。

文部科学省の公式サイトにわかりやすい見取り図がありますので、よろしければ合わせてご覧ください(さすがにリンクを貼るのはよしておきます。グーグルなどで検索すればすぐに出ると思いますので……)。

その部屋を抜けると、文部科学省(および文化庁)の歩みなどとともに文部省や文化庁の旧銘板が展示されています。

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※ほとんど文字が消えてしまっていますが、文化庁の旧銘板です。

ヤミブン的な楽しみ方としては、こんなのも。

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銘板が展示されている横のショーケースには文部省の公印が展示されているのですが、その中に「文化財保護部長印」があるのです!

篆刻の文字はかなり読みづらいですが、よくよく見ればたしかに「文化庁文化財保護部長」の文字が。
やつらはこの判子を書類に押してもらってるんでしょうねえ。

【第五回へ続く】