ブログを書きたくてしょうがない日もあれば、今日みたいに、何を話していいかわからん日もある。
というわけで、そういう日は読んだ本の話でもしようと思います。
このサイトで元気にブログ更新をしていた頃は、まだそうでもなかったんですけど、この二年ちょっとで民俗学好きをこじらせました。
言うても、この分野(だけに限らず、学問って全般そうかもな)裾野が広いもんで、好きで調べている神道以外はさっぱりぱーなんですが。
で、その神道の本です。
「日本史小百科・神道」(リンクはタブ開きます)
神道関係の本はいろいろと読みましたが、資料としては、これが一番いいですね。
神道という宗教は、元来、明確な教義を持って生まれたものではないんですよ。
ちょっと乱暴な言い方になりますが、「あの山、超キレーだから、なんかすげー感じする! 崇めとこうぜ!」みたいなのが始まりであって、実は現代の神社神道でいう「神々のトップはアマテラスオオミカミだぜ! エライぜ!」みたいな考えは、後から政治的なアレコレでこじつけられた話なんです。
ざっくり言うと、この本は、そういう神道の歴史的な変遷をまとめた本です。
宗教としての神道ではなく、あくまでも神道を取り巻く歴史として書かれているので、とても客観的な視点で神道を知ることができます。私みたいに神道とか社家とかネタにしたい人は、この本で概要を掴んで、自分が興味のある分野を掘り下げていくといいかも。
資料前提かよ! って自分でも思うけど、だって創作でもしない限り、こんな本誰も興味ないでしょ!(笑)
私もねえ、昔は真面目に資料読んで研究するタイプじゃなかったと思うんですけど、それこそTruth in Fantasyシリーズくらいの浅さで十分と思ってた口なんですけど、どこでどうしてこうなったかねえ。
すべてはここから始まった……ってことで、余談ですが、ライトノベル作法研究所(リンクはタブ開きます)の話でもしようかと思います。
長くなるので追記にて。